20191230 ヤクーツク,主に備忘録
昨晩,というよりも今朝 5:00 にヤクーツクに着いた時は,ノヴォシベリスクと同じ装備であったが,存外寒くは感じなかった.外に出た時に鼻の粘膜が凍るように感じたぐらいだ.
一眠りして昼.
今朝レナホテルに着いた時に,フロントで「朝食ビュッフェはないので,弁当箱を差し上げます」と言われて渡されたものを開ける.
ハムが乗ったパンと冷えたフライドポテト,小さなケーキの類といった簡素なものだ.
今日はヤクーツクの家庭を訪問することになっているので,持参したパックのお節を 100 円ショップのプラスチックの重箱に詰め込んだ.
ホテルの一階でガイドのジェイニャと待ち合わせ,外に出た.しばらく外を歩くと,体は少々寒い程度だが,手が冷たくなってきた.ポッサムの純毛の手袋の上に革手袋を重ねて履いていたのだが,足りなかったようだ.ホテルに一旦帰り,ポッサムの上にウールのミトンを着けたら,大分ましになった.指を一緒にしておく分,ミトンの防寒性は高いということか.
ガイドに聞くと,「サハ」はサハ語,「ヤクーツク」はロシア語でサハという意味らしい.
サハ語とロシア語は全然異なり,サハ人はサハ語もロシア語もわかるが,普通のロシア人はサハ語は分からない.
道ゆく人の顔もノヴォシベリスクとは異なり,サハ人は日本人と似たような顔をしている.ガイドは賑やかなヨーロッパ系ロシア人とは違って,私たちは静かなアジア系ロシア人なのだ,と言っていた.
サハ語とロシア語を教わる.
【サハ語】
ドーブリディーン こんにちは
ドーブリオウートラ おはようございます
ドーブリヴェチャル こんばんは
ロシア語のズドラーストビチェ (こんにちは) やスパシーバ (有難う) も使うそうだ.
ミンニゲス: 美味しい/美味しかったです
ブラーニグナッツ おめでとう (ロシア語だが発音が違う)
チョルボン 北極星
【ロシア語】
フクスナ: 美味しい
オーチェンフクスナ: 美味しかったです
イズヴェニチェ: すみません (ぶつかってもウェイターでも)
ダスビダーニャ: バイバイ
デッド (おじいちゃん) モロス (寒さ): サンタクロース
僕は余り興味がないのだけれど,貴金属マーケットへ連れて行かれた.
サハ人は銀が好きだという.胸の全面を覆う装飾や,頭から下に垂れてくるような装飾など,どのような時に使うのか迷うアクセサリーが並ぶ.なかなか美しい.
広間は新年に向けてフリーマーケットをやっていた.手作りのドレスから VR 機器まで売っている.
壁にかけてある馬の尻尾を聞くと,デイビルといって,元は蚊を払うものであったが,今は悪いことを払う,ラッキーチャームだという.
ウトゥクはサワークリームを作る時の棒.先の歯車状の部分で牛乳の脂を取り,更に混ぜる
エテルベスは鹿の足の毛皮のブーツ.これは街で老若男女問わず使用しており,履いている人が住民の半数に及ぶのではないかと思われた.逆にネット情報で,使用されていると書かれていたワーレンキ(フェルトの靴)を履いている人は全く見かけなかった.季節の問題なのだろうか.
ワルガンは口琴一般のことで,ホムスは鉄のワルガンのこと.
刺繍などに見られる数回湾曲した唐草模様のような曲線は牛を意味し,富の象徴だという.一回だけ湾曲したものは,女性の象徴.
帰り道,前を走る車はウァズだという.ロシア車で,30 年代から変わらないデザインのパワフルな車.ご興味のある諸氏はご検索あれ.
時刻は 15:00. 午後はサハ文化を味わえるようなファミリービジネスをやっているお宅を訪問する予定である.年末の道は少し混んでいて,霧で視界が悪い.この季節は大体霧が出ているそうだ.
タイヤは秋に冬タイヤ (柔らかい) に履き替えるという.永久凍土といってもいつも冬タイヤなわけではない.そもそも道路は舗装されている.永久凍土は固いが,その上の地面は,冬は固く,夏は柔らかい.
大きいビルは軟弱な地面に耐えられないため,永久凍土に届く深い柱を立てるが,小さい家は必要がないので,そこまではしないのだと言っていた.ただ,地面に接していると,溶ける面積が大きくなるため,地面からは浮かせて建物を建てている.
件のヤクーツクの家庭に行く.一般の家庭に行くのかと思っていたが,大分観光対応された建物であった.
https://www.atlasovtour.com/
ウラサという夏の家は,天井の高い円錐形
であった.訪れたものは木で出来ていたが,本来は白樺の皮で作られており,高さは 4m 程度だったという.真ん中にかまどがあり屋根の中央にある穴から換気がなされていた.
壁には馬の鞍の飾り.18 世紀のものを模しているそうだ.銀がよく使われていたという.
嫁入りする時,家にある良いものを全て持たせて嫁に出した.
廊下の途中には,ちょっとした展示物があった.チョロンというのは木の壺で,おいてある 17 世紀のものはシンプルに3種類の模様が描かれている.クムス(馬乳酒) に使われたりしていた.
ボールのような湾曲した大皿は,クティヤといって,肉や魚を入れた.
そして男女の箱を見せてもらった.女性のものは糸と針を入れる円筒形の入れ物.蓋の模様は女性が植物に守られる様子.前述の数回湾曲した牛の模様とは異なり,一度だけ湾曲した模様は女性のシンボル.
男性の箱の形は四角.蓋に描かれた四角に十字の点は男性のお守り.ちなみに男性の方が長生きできないと言われているので,女性は男性の世話をしなければいけないそうだ.
反対側の壁にはサハ族のシャーマンの服のレプリカがかかっていた.17kg あるのだという.
サハ族のシャーマンの頭飾りのあたりに置かれた金属の帽子はエベンキ族のシャーマンのもの.この家の妻はサハ族で,夫はエベンキ族 (北方遊牧少数民族) だそうだ.エベンキのシャーマンの帽子は常に銅で太陽の赤さを表している.
サハ族のシャーマンの装束の横には,デュングルという太鼓が置かれていた.鹿の皮に鹿の血で描いた模様は,周囲から守られているシンボルを意味している.デュングルは鹿または牛の皮の太鼓で,3歳の牛の皮で作るものは一番大きい音になるそうだ.
置かれている太鼓にはエピソードがあって,18 世紀に天然痘が流行したとき,シャーマンが村を守ったのだという.そのときに村の人が感謝してこの太鼓を贈ったそうだ.
そばに置いてあるツリー状の打楽器はジャーガといって,ウダガン (女性シャーマン) の楽器.置かれていたものは 50 cm 程度の大きさで革製であったが,伝統的には木で出来ていて 20 cm 程度のものだそうだ.
それからバラガンという冬の家に移り,楽器の演奏を聞いた.

クルハは弦楽器で,弦も弓も馬の毛である.物悲しい響きが美しい.
前述のホムス (口琴) の演奏も聞いた.ビヨンビヨンという音の間に馬の走るクッタラクッタラという音,ポッポーというホトトギスの鳴き声など.口から喉にかけて音を作っているのだという.
バラガンは本来窓がないので明かりは暖炉の光のみ.料理も全て暖炉で作っていた.バラガンの西に繋がって牛舎があるのでそこから暖かさもきていた.
サハの宗教は多神教で.湖の神,草の神など,八百万の神がいる.その中でも火の神が一番強いのが面白い.多くの古代からの一神教では太陽が頂点となっているが,サハでは厳しい冬の寒さが脅威であり,冬の間,霧に隠れた太陽よりも,身近にある火の方が力強いということだろう.
半年の冬の間,人々は火に祈り火は強くなるので,冬は火の神が強くなるのだという.
サハ人は一か所に集まらず,離れて生活していたので,太鼓の音で隣人と繋がった.音によって助けが必要だったり,喜びの音であったりということを伝えていた.
そして火の儀式.暖炉の前で奥さんが呪文を唱え,白樺の皮や馬の尻尾を加える.燃やした白樺の皮を持って,僕の周りをまわりながら,更に呪文を唱える.
最後に椅子に座った僕は膝の上に手の平を天に向けて置き,行く年や来る年についてポジティブなイメージを持てという.神のまにまに….
最後に奥さんが,首にデュングルを模したペンダントを掛けてくれた.
表面にはルーイック文字が描かれている.北欧で有名なルーイック文字であるが,この付近でも使われていたのだという.ベッドの上に飾るといいという.
更に,ルーイック文字の描かれた紙をひかされた.占いである.
僕は今年,馬の神に近い.馬の神のために大事なのは家族だ,と言われた.
ジェイニャは人間のために仕事すると吉だと言われていた.ガイドの仕事が向いているということか.
占いの結果は,しばしば家族に関するものであり,神様を経由して親族と通じ,エネルギーをもらうと言っていた.
それから階上に上がり,夕食を頂いた.
まずはパンとジャムとサラマット (小麦粉とバターのおかゆ.寒い時に少しだけパンと食べて体を温める)
メインは鹿のステーキ.
食べている間にガイドが研究しているというサハの叙事詩 (オロンホー) の話を聞く.ヒーロー (モハティル) は子供の頃から強く,人を助けていた.しかし地下から化け物が来て女性を地下に連れて行った.それを助けるために地下の世界に行って助けて,彼女と地上に戻り,結婚する,というストーリー.
最後にクエルチャッハ (クリームのデザート) とスメタナ (クリーム). 濃厚で旨い.
ジェイニャにお勧めのサハ料理を聞くと,インディギルカ (白身魚に塩と玉ねぎとオリーブオイルと胡椒で味付けしたもの) とジェリビャジェナ (馬肉) と教えてもらう.
サハでお勧めのお土産は,マンモスの牙とチョコ.
クデンバスというお土産屋も教えてもらった.
帰りにショッピングセンターにより,ヴールバッハ (牛乳で作った飲み物.炭酸で甘酸っぱい) を買った.クムス (馬乳酒) のアルコールがない感じ.
サハは乳製品が多いように思う.先ほどの冬の家のように,家の中で飼っているということだろうか.夏は放牧しているのかもしれないが.餌はどこで調達しているのだろう.夏場にサイロのようなもので保存しているのだろうか.
夜,風呂をためたところ,湯が緑で少々躊躇った.水道事情は必ずしも良好ではないかもしれない.
一眠りして昼.
今朝レナホテルに着いた時に,フロントで「朝食ビュッフェはないので,弁当箱を差し上げます」と言われて渡されたものを開ける.
ハムが乗ったパンと冷えたフライドポテト,小さなケーキの類といった簡素なものだ.
今日はヤクーツクの家庭を訪問することになっているので,持参したパックのお節を 100 円ショップのプラスチックの重箱に詰め込んだ.
ホテルの一階でガイドのジェイニャと待ち合わせ,外に出た.しばらく外を歩くと,体は少々寒い程度だが,手が冷たくなってきた.ポッサムの純毛の手袋の上に革手袋を重ねて履いていたのだが,足りなかったようだ.ホテルに一旦帰り,ポッサムの上にウールのミトンを着けたら,大分ましになった.指を一緒にしておく分,ミトンの防寒性は高いということか.
ガイドに聞くと,「サハ」はサハ語,「ヤクーツク」はロシア語でサハという意味らしい.
サハ語とロシア語は全然異なり,サハ人はサハ語もロシア語もわかるが,普通のロシア人はサハ語は分からない.
道ゆく人の顔もノヴォシベリスクとは異なり,サハ人は日本人と似たような顔をしている.ガイドは賑やかなヨーロッパ系ロシア人とは違って,私たちは静かなアジア系ロシア人なのだ,と言っていた.
サハ語とロシア語を教わる.
【サハ語】
ドーブリディーン こんにちは
ドーブリオウートラ おはようございます
ドーブリヴェチャル こんばんは
ロシア語のズドラーストビチェ (こんにちは) やスパシーバ (有難う) も使うそうだ.
ミンニゲス: 美味しい/美味しかったです
ブラーニグナッツ おめでとう (ロシア語だが発音が違う)
チョルボン 北極星
【ロシア語】
フクスナ: 美味しい
オーチェンフクスナ: 美味しかったです
イズヴェニチェ: すみません (ぶつかってもウェイターでも)
ダスビダーニャ: バイバイ
デッド (おじいちゃん) モロス (寒さ): サンタクロース
サハ人は銀が好きだという.胸の全面を覆う装飾や,頭から下に垂れてくるような装飾など,どのような時に使うのか迷うアクセサリーが並ぶ.なかなか美しい.
広間は新年に向けてフリーマーケットをやっていた.手作りのドレスから VR 機器まで売っている.
壁にかけてある馬の尻尾を聞くと,デイビルといって,元は蚊を払うものであったが,今は悪いことを払う,ラッキーチャームだという.
ウトゥクはサワークリームを作る時の棒.先の歯車状の部分で牛乳の脂を取り,更に混ぜる
エテルベスは鹿の足の毛皮のブーツ.これは街で老若男女問わず使用しており,履いている人が住民の半数に及ぶのではないかと思われた.逆にネット情報で,使用されていると書かれていたワーレンキ(フェルトの靴)を履いている人は全く見かけなかった.季節の問題なのだろうか.
ワルガンは口琴一般のことで,ホムスは鉄のワルガンのこと.
刺繍などに見られる数回湾曲した唐草模様のような曲線は牛を意味し,富の象徴だという.一回だけ湾曲したものは,女性の象徴.
帰り道,前を走る車はウァズだという.ロシア車で,30 年代から変わらないデザインのパワフルな車.ご興味のある諸氏はご検索あれ.
時刻は 15:00. 午後はサハ文化を味わえるようなファミリービジネスをやっているお宅を訪問する予定である.年末の道は少し混んでいて,霧で視界が悪い.この季節は大体霧が出ているそうだ.
タイヤは秋に冬タイヤ (柔らかい) に履き替えるという.永久凍土といってもいつも冬タイヤなわけではない.そもそも道路は舗装されている.永久凍土は固いが,その上の地面は,冬は固く,夏は柔らかい.
大きいビルは軟弱な地面に耐えられないため,永久凍土に届く深い柱を立てるが,小さい家は必要がないので,そこまではしないのだと言っていた.ただ,地面に接していると,溶ける面積が大きくなるため,地面からは浮かせて建物を建てている.
件のヤクーツクの家庭に行く.一般の家庭に行くのかと思っていたが,大分観光対応された建物であった.
https://www.atlasovtour.com/
ウラサという夏の家は,天井の高い円錐形
であった.訪れたものは木で出来ていたが,本来は白樺の皮で作られており,高さは 4m 程度だったという.真ん中にかまどがあり屋根の中央にある穴から換気がなされていた.
壁には馬の鞍の飾り.18 世紀のものを模しているそうだ.銀がよく使われていたという.
嫁入りする時,家にある良いものを全て持たせて嫁に出した.
廊下の途中には,ちょっとした展示物があった.チョロンというのは木の壺で,おいてある 17 世紀のものはシンプルに3種類の模様が描かれている.クムス(馬乳酒) に使われたりしていた.
ボールのような湾曲した大皿は,クティヤといって,肉や魚を入れた.
そして男女の箱を見せてもらった.女性のものは糸と針を入れる円筒形の入れ物.蓋の模様は女性が植物に守られる様子.前述の数回湾曲した牛の模様とは異なり,一度だけ湾曲した模様は女性のシンボル.
男性の箱の形は四角.蓋に描かれた四角に十字の点は男性のお守り.ちなみに男性の方が長生きできないと言われているので,女性は男性の世話をしなければいけないそうだ.
反対側の壁にはサハ族のシャーマンの服のレプリカがかかっていた.17kg あるのだという.
サハ族のシャーマンの頭飾りのあたりに置かれた金属の帽子はエベンキ族のシャーマンのもの.この家の妻はサハ族で,夫はエベンキ族 (北方遊牧少数民族) だそうだ.エベンキのシャーマンの帽子は常に銅で太陽の赤さを表している.
サハ族のシャーマンの装束の横には,デュングルという太鼓が置かれていた.鹿の皮に鹿の血で描いた模様は,周囲から守られているシンボルを意味している.デュングルは鹿または牛の皮の太鼓で,3歳の牛の皮で作るものは一番大きい音になるそうだ.
置かれている太鼓にはエピソードがあって,18 世紀に天然痘が流行したとき,シャーマンが村を守ったのだという.そのときに村の人が感謝してこの太鼓を贈ったそうだ.
そばに置いてあるツリー状の打楽器はジャーガといって,ウダガン (女性シャーマン) の楽器.置かれていたものは 50 cm 程度の大きさで革製であったが,伝統的には木で出来ていて 20 cm 程度のものだそうだ.
それからバラガンという冬の家に移り,楽器の演奏を聞いた.
クルハは弦楽器で,弦も弓も馬の毛である.物悲しい響きが美しい.
前述のホムス (口琴) の演奏も聞いた.ビヨンビヨンという音の間に馬の走るクッタラクッタラという音,ポッポーというホトトギスの鳴き声など.口から喉にかけて音を作っているのだという.
サハの宗教は多神教で.湖の神,草の神など,八百万の神がいる.その中でも火の神が一番強いのが面白い.多くの古代からの一神教では太陽が頂点となっているが,サハでは厳しい冬の寒さが脅威であり,冬の間,霧に隠れた太陽よりも,身近にある火の方が力強いということだろう.
半年の冬の間,人々は火に祈り火は強くなるので,冬は火の神が強くなるのだという.
サハ人は一か所に集まらず,離れて生活していたので,太鼓の音で隣人と繋がった.音によって助けが必要だったり,喜びの音であったりということを伝えていた.
そして火の儀式.暖炉の前で奥さんが呪文を唱え,白樺の皮や馬の尻尾を加える.燃やした白樺の皮を持って,僕の周りをまわりながら,更に呪文を唱える.
最後に椅子に座った僕は膝の上に手の平を天に向けて置き,行く年や来る年についてポジティブなイメージを持てという.神のまにまに….
最後に奥さんが,首にデュングルを模したペンダントを掛けてくれた.
表面にはルーイック文字が描かれている.北欧で有名なルーイック文字であるが,この付近でも使われていたのだという.ベッドの上に飾るといいという.
更に,ルーイック文字の描かれた紙をひかされた.占いである.
僕は今年,馬の神に近い.馬の神のために大事なのは家族だ,と言われた.
ジェイニャは人間のために仕事すると吉だと言われていた.ガイドの仕事が向いているということか.
占いの結果は,しばしば家族に関するものであり,神様を経由して親族と通じ,エネルギーをもらうと言っていた.
それから階上に上がり,夕食を頂いた.
まずはパンとジャムとサラマット (小麦粉とバターのおかゆ.寒い時に少しだけパンと食べて体を温める)
メインは鹿のステーキ.
食べている間にガイドが研究しているというサハの叙事詩 (オロンホー) の話を聞く.ヒーロー (モハティル) は子供の頃から強く,人を助けていた.しかし地下から化け物が来て女性を地下に連れて行った.それを助けるために地下の世界に行って助けて,彼女と地上に戻り,結婚する,というストーリー.
最後にクエルチャッハ (クリームのデザート) とスメタナ (クリーム). 濃厚で旨い.
ジェイニャにお勧めのサハ料理を聞くと,インディギルカ (白身魚に塩と玉ねぎとオリーブオイルと胡椒で味付けしたもの) とジェリビャジェナ (馬肉) と教えてもらう.
サハでお勧めのお土産は,マンモスの牙とチョコ.
クデンバスというお土産屋も教えてもらった.
帰りにショッピングセンターにより,ヴールバッハ (牛乳で作った飲み物.炭酸で甘酸っぱい) を買った.クムス (馬乳酒) のアルコールがない感じ.
サハは乳製品が多いように思う.先ほどの冬の家のように,家の中で飼っているということだろうか.夏は放牧しているのかもしれないが.餌はどこで調達しているのだろう.夏場にサイロのようなもので保存しているのだろうか.
夜,風呂をためたところ,湯が緑で少々躊躇った.水道事情は必ずしも良好ではないかもしれない.
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