20211123 森から干潟へ 干潟から森へ
久し振りに車を動かそうと,愛車にて神奈川へ.本日の目的地は,ドライブにほどいい距離かなと思い,三浦半島.都心から一時間ちょっと.
環状線から羽田線を通り,横浜横須賀道路へ.
休日だというのに,道は空いてきて,絶好のドライブ日和である.
取り敢えず三浦海岸に行く.穏やかな海に人は少なく,遠い目になる.
一日いられるなぁ,ここ.
で,一日いると,トビに襲われる,と…….
海岸に行った後は,近くの「廻転寿司 海鮮」で昼飯を食った.
回転と冠しているが時節柄,回ってはおらず,オンデマンド.
僕は地魚とサザエを食べたのだけれど,弾力のある身と,コクの深さが味わい深い.しかも安い.2000 円くらいだったかな.
廻転寿司海鮮: ★★★★☆ (お得感強し)
https://www.kaisen1990.com/
三浦海岸に来たのは,寿司が目的だったわけではない.
森に来たかったのだ.
そう,僕は,歴史や文化 (詳しくない) の他にも,自然を感じられるところが好きなのだ.
……歳とったなぁ.
街道とか歩いている時点で,若さはもはやないのか.
若いことがいいとは思わないけどね~~.思わないよ!
自然という意味では,海岸で一日潰しても良かったけれど,三浦海岸には「小網代 (こあじろ) の森」がある.
小網代の森は,森林・湿地・干潟・海が連続している,関東地方で唯一の自然環境と言われている.
歩いても片道一時間程度,そんなに大きな森ではないのだけれど,風景が徐々に変わって,楽しめるのである.
森に行く前に,入り口 (というか,脇道) で,「ひげ爺の栖」というカフェレストランに寄った.山小屋みたいで,和む.すなわち僕は,今日,やる気がない.
だらだら行こうよ~~.
ひげ爺の栖: ★★★★☆ (ロケーションが良い.車を置かせてもらうなら,ちゃんと断りましょう)
で,網代の森.
道は整備されているし,そこまで野生を発揮させる必要はなかったけれど,なかなか自然を満喫できる.
東京から一時間程度で,海と森を味わえるというのは,素晴らしいのではあるまいか.
森を堪能した後で,三浦半島の突端,城ヶ島へ向かう.
時刻は既に夕刻.
神奈川で海を満喫した関東住民が,海を名残惜しく……ということはなく,大変人が少ない.
ええぇ~~?今日,休日だよ?天気いいよ?
だが,城ヶ島の店は,17:00 過ぎには店を閉め…….
うーん,どこに行こう.
仕方ないので,島をぶらぶら歩く.
と,突然,富士山が見えた.
事前情報がなかったから,これは嬉しかったなぁ.
日本の朝,スープにビスケット!
(化学周期表の覚え方.この際,どうでもいい)
灯台に寄りつつ,次第に暮れゆく空を見ていたら,そろそろ家に帰るか…という気分になる.
で,城ヶ島の向かい,三崎漁港に行ったわけ.
マグロで有名な三崎漁港.駐車場に停められなかったらどうしよう,とか,夕飯予約しなくて大丈夫かな,とか思うわけですよ.
これが,何とも趣深く….夕食を食べようと思った店が,軒並み 18:00 閉店.
えっ,待って?コロナだから?それ以前から??
三崎漁港,観光地じゃないの??
結局「鮮味楽」という居酒屋に落ち着いた.
いやもう,海鮮丼にありつけるだけで有難い.いくらは人工だったけど,魚はそれを補って余りある.
「歌舞伎に行くのが楽しみだったけれど,今はこんなでしょう?町内でも〇〇人感染者が出てるから,東京に行くのはねぇ……」
60 代だろうか,穏やかな仲居さんが寂しそうな顔をする.
僕は,自分の住んでいるところの町内で,何人感染者がいるのかも知らない.地域の結束力が強い場所での,良さと悪さというものがあるのだろう.
感染者,だいぶ減っていますから!これから増える可能性が高いので,行くなら,今ですよ!と,根拠のない励ましをする.
「そうですねぇ.お客さんがそう仰るなら……」
そうそう,行けるときに行かなきゃ,旅なんて!
鮮味楽: ★★★★☆ (周囲に同じくらい美味しい店はありそうだけれど,遅くまでやっているところは余りない)
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