20130913 初の成田空港国内線は金沢へ向かった

【金沢】

今回の旅は,10日ほど前,唐突に決まった.

僕の所属するアヤしい会のメンバーT氏が,「金沢で飲み会をしよう」と言い出したのだ.彼は金沢出身で,今は関東に住んでいるのだが,月に一回程度金沢に帰っているらしい.

金沢は,いつか行きたいと思っていた町の一つである.
しかもその日はたまたま,僕が仕事が休みの日なのだ.

金も大してないし,どうしたものかと思ったが,ユナイテッド航空のマイレージが残っていることを思い出した.

うまくホームページから特典航空券を申し込めず,結局電話を掛ける羽目にあった(以前は国内にサポートセンターがあったように思うのだが,今回はアメリカに掛けないといけなかった).

"Milage Plus" から,"Use Award Miles" を選択していたのが悪かったようで,"Book with Award Miles" を選べば良かったらしい.

それはともかく,普通に買うと往復で三万三千円ほどする東京・小松,富山・東京の ANA 航空券が,七十五ドルで購入できたので,ケチな僕はそれだけで嬉しい.
神が僕に金沢へ行けと言っているように思う.

T 氏と能登半島で柚餅子屋を営んでいる N 氏から金沢と能登半島の情報を,富山の情報は,行きつけの小料理屋のおかみから収集.

行きたいと思いつつ,実は大して知らなかった金沢の周辺情報が集まるにつれ,旅は現実味を帯び,気分が高揚してくるのを感じる.

2013年9月13日朝,成田空港へ向かった.成田空港から国内線が出ていることは知っていたが,使うのは今回が初めてである.何事も初めてというのは結構なものだ.

特典航空券は事前チェックインができないので,少し早めに空港に着くように行った.カウンターで確認したが,30分前に来れば大丈夫だろうとのことである(成田空港はカウンターから保安検査場までが少し遠いので,少し長めに見積もっている).

飛行機とはいえ,国内線は気軽なものである.15分前に搭乗手続きができる時間に行けばいいので,ウェブで前日,フライトの24時間前以降にチェックインしておけば,通常のチケットなら,かなりギリギリでも大丈夫なのだ.

…もちろんどうなっても僕は責任を負えない.

僕は気が弱いので,一時間も前に保安検査場を通ったのだが,内部は殆ど店も無く,時間をつぶす場所がない.仕方ないので,朝飯代わりの肉うどんを,必要以上に時間をかけて啜った.



ANA 成田・小松間は,IBEX エアラインズとのコードシェア.機種はボンバルディアCRJ700.70席のみのコンパクトな航空機である.機体に乗降用タラップが内蔵されていることなどが特徴だそうで,何となく貴賓気分を味わえる.


余談であるが,小松空港は自衛隊も使用する軍民共用飛行場であるため,雪かきなどの整備が手早いため,冬の北陸地方では欠航しづらく有用な空港だと,富山出身の知り合いが言っていた.

小松空港から金沢市内はバスで一時間ほどである.天気も良く,思いのほか青い海が旅気分を盛り上げる.


本日の宿泊は,金沢出身の T 氏のお勧め「ホテルトラスティ金沢香林坊」である.通常 17000 円/泊 のシングルが,楽天トラベルで 5500 円/泊だったので,大変満足である.
ホテルマンの対応や,部屋の調度も悪くない.

荷物を預けて,KOHRINBO 109 でT 氏含む4人と合流.
夜から参加する4人も,みな,アヤしい会のメンバーであり,Facebook では見知っているが,殆どの人は今回会うのが初めてである.

昼はグリルオーツカで,ハントンライスを頂いた.ハントンライスは,ケチャップライスの上に半熟の薄焼き卵が乗り,更に白身魚とエビのフライが乗った,金沢のB級グルメである.
「ハンガリーのハンと,ハンガリー語でマグロを意味するトンをあわせた造語」と言われているらしいが,興味のある筋は,上記リンクを参照されたい.
なかなか地元感のある店で,空腹と好奇心を満たしてくれた.


食後に武家屋敷を案内してもらった.途中の店で九谷焼と大樋焼を拝見.ステムとフットが九谷焼のワイングラスなどが新商品だとか.


仕事のある T 氏と別れ,残りの 4 人で兼六園へと向かった.
人が少なく,広い園内は,さすが日本三名園である.
池に突き出した茶室を持つ,内橋亭で抹茶を頂いた.菓子は生落雁で羊羹をはさんだ,加賀宝生

池の上を吹きわたる風が心地よく,しばし我々を非日常の世界へと誘う.


仕事の終わった T 氏を交え,尾山神社へ.和漢洋の三様式を混用したという神門が見事である.四面五彩のギヤマン張りの第三層は,灯台も兼ねていたとか.


意趣を凝らした神苑も素晴らしい.池の水は,昔は兼六園と繋がっていたそうである.

一旦解散し,ホテルでしばらく休んだのち,夜の飲み会会場,五郎八へ.

金沢ならではのものとしては,治部煮,梅貝,ゲンゲ,金時草など.
ホタルイカと白エビはどちらかというと富山,のどぐろ(アカムツ)は能登や佐渡の方が有名かもしれないが,いずれも美味しく頂いた.

酒は加賀鳶ひやおろしと,辛くてうまい酒(という様な名前だったと思うのだが,正しい名前が思い出せない….心当たりがある方は教えてください).

前述の通り,初めて会う人が殆どであったが,非常に楽しい時間を過ごし,一次会で退散.

…よもや,午前1時に四次会のお誘いが来るとも知らず.

ちなみに四次会は倫敦屋酒場という雰囲気のいいバー,五次会は某ホテルの一室だった.
いい年して,午前四時まで飲み,就寝.

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