20131103 昨日の王は本日の難民

【ポルトガル,リスボン】

起床時に霧がかっていた天候は次第に快晴に近づいた.

10 日間,殆ど晴れに恵まれた.南部,中部,北部と移動したが,ポルトガルはどこも青い空に恵まれていた.南の海岸沿いは更に天気の良いリゾートだと聞いたので,是非次の機会には訪れてみたい.


期待を裏切らずに質の高い朝食を頂いてから,主塔に登った.地平線は四方に見渡せ,青い空に浮かぶ雲は,緑の牧場と白い壁の家々に影を落とす.


塔の上に登ると,強い風が吹いていた.歴史と,自然と.遥か日常から離れた思いに心が揺さぶられる.

チェックアウトの後ですぐ横の礼拝堂に寄り,ミサに参加した.



ホテルの人に 7 分程度,と言われたので,バス停まで歩いてみたが,迷ってしまった.お蔭で町外れまで見ることが出来た.そして城以外,これといったものの無い町であるという結論を得た.

しかし城だけで十分行く価値のある町である.

バスはリスボンへ向かった
晴れ渡った空の下,真っ直ぐな道の両脇は,雑木の点在する草地が広がる.そこここに放牧された牛の集団が蠢いている.のどかな田舎の光景である.


車窓からリスボンの水道橋が見えた.

セッテ・リオス駅でタクシーに乗り,空港に向かった.


空港で再度蛸を食べる.

今回の旅も無事,帰路についたかのようであった.


追記: ロンドン・ヒーロー空港で朝 8:05 まで 10 時間半予定の滞在が,思いのほか大変であった


到着したターミナル 3 も出発するターミナル 5 も夜間は閉鎖してしまうため,ターミナル 1 に誘導されたが,暖房が壊れているのか,やたらに寒い.
ターミナル 1 の中に分散していた乗客らは,Gate 2 に詰め込まれ,配られたアルミ製毛布に包まって仮眠.水サーバーも設置され,難民気分である.

更に搭乗予定であった機材の不良により,8:05 発予定の飛行機は 2 時間遅れとなった.職場に遅刻してしまった時の言い訳として,貰った 5 ポンドのバウチャーで土産を追加した.

何はともあれ日本に帰らねば,次の旅に出掛けられない.


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