20191118 酒が飲める街

翌日は 8:30 にロビーで集合だったので,早めにレストランに降り,コーヒーなど飲むことにした.
「おはようございます」
先に来ていた上司に挨拶をする.
コーヒーだけ飲んでいる僕に,朝食は食べないのかと上司が聞く.僕はこの上司の影響で,夕食しか食べないダイエットをしているのだ.
「美味しいよ」
食うんかい!と思わず心で突っ込むが,本家本元大本山がいいと言うのだからいいのだ.
二種類のカレーとチャパティーなど頂く.
「旅先では食べてもいいルールなんだよ」と上司.ちなみにこの上司は月2回のペースで出張に行っている.ダイエットにも関わらず痩せていないと言う噂は宜なるかな,と思う.


日中はハイデラバードの郊外,ジャムショロの施設の視察を行った.

このあとカラチ に戻って二箇所目の施設に行く筈であったが,先方からセキュリティ上の問題があると言われ,現地スタッフのみが行くことになった.
つまり残された我々は 2 時間かけてカラチに行ったあとはフリーになったので,次の出張の書類など読んで時間を潰す.

夜は再び 19:00 に集合した.と言っても,宿から出られるわけではないので,選択肢はない.
インダスホテルと異なり,今晩のモーベンピックホテルは,スイス資本で,日本の一流ホテルと比べても遜色ない.


レストランもパキスタン料理,中華,インターナショナル,中東,イタリアン,軽食と選べる.朝カレーを食べたから,という上司の鶴の一声でイタリアンへ行くことが決まった.
前菜にガーリックナンが来て,ピザ・マルゲリータ,ラザニア,シーザーサラダを頼む.足りないかと思ったが,ちょうど良いくらいであった.味も悪くない.

壁のイスラム調の意匠も美しい.


そしてこのホテルには特筆すべき長所があった.即ち酒が飲めるのである.最上階のシガーバーは,部屋のドアと見まごうそれをくぐると,雰囲気の良いバーに至る.ソファに座りウォッカを頼む.40 mL で 600 円程度.日本の安めのバーくらいか.
調子に乗って 4 杯飲んで部屋へ戻る途中,若者に「またバーに戻って飲まないように気をつけて下さい」と釘を刺された.
分かってる,分かってる,とご機嫌で部屋に帰った.行くつもりはなかったが,言われると行きたくなるのが人間の性というものである.行かなかったけれど.

「それにしても」

気をつけて下さいよ,か.「飲んだら駄目ですよ」でも「飲まないで下さい」でもなく,気をつけて下さい.随分と気を遣われた気がする.僕もそういう気が遣えるようになりたいものだ.ならないけれど.

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