20200101 静かに元日は過ぎてゆく

昼ぐらいまで寝て，近くの広場で子供に交じって滑り台をする．ノヴォシビリスクのように氷の滑り台ではないが，地面が凍っているのでよく滑る．運転手が滑るためのプレートを貸してくれたので，尻を冷やすこともない．

それから，お約束のバナナ．
ホテルの窓の外で 30 分ほど放置していたら，カチカチになっていたのを広場に持ってきた．釘を打つための板を持ってこなかったので，氷を打とうとしたが，雪に水が吸われて，硬い氷が出来ない．仕方がないので，石の階段をバナナで叩き，ガツンガツンという音で満足した．
最後に手ぬぐいを濡らして，振り回した．20 回ほども回したところで，手ぬぐいが立つほど固まった．満足である．

レーニン広場を眺めた後，一旦ホテルに戻って休み，夕飯に向かった．

Azimut Hotel の中の Polor star というレストラン．レストランというよりホテルの朝食会場といった風情．

前菜はチラ (淡水魚) のインディギルカ (凍った刺身)と，同じくチラのスープ．いまいち生臭くて，僕は好まない．このレストランの問題とは思うのだけれど．仔馬のローストはしっかりした味．

酒はチンキ (ハーブ酒)
Balsam Erchim (バルサム・エルツィム) は濃い茶色．甘みを含む複雑な味わい．僕はかなり好きな味だ．

Sibbiter Siberian honey は麦わら色．あっさりとしているが，柔らかい香りがする．

飯の後は，レーニン広場に行った．200 人ほどの人がひしめいている．若い人が，年老いた人が，家族が，恋人が，友達が，そして一人でも．