20200103 サハリンの島から日本を望めるだろうか

フライトは AM 4:30. ホテルを出るのが 2:30.
今回の中継地のユジノサハリンスクは,日本と時差がプラス 2 時間.僕は日本より時間が進んでいる地に行くのは初めてなので,やや嬉しい.

移動中体を締め付けたくないので,服をだいぶ減らして空港に向かった.下半身は超極暖の上にパンツ,靴下は普通のものの上に厚いものを一枚.上半身はノーマルヒートテックの上に超極暖ヒートテック,倉庫用ジャケット.
この程度でも,空港への出入り程度ならば寒いと感じなかった.
空港の便所で厚い靴下と上下の超極暖を脱いだ.

フライトは RRJ 95. 98 人乗りのロシアの航空機 (Russian Regional Jet) だ.聞いたことのない機体に一瞬不安がよぎるが,僕が知らないだけだろう.
横一列が5席と変則的である.


ユジノサハリンスクに行く途中,ハバロフスクで飛行機を乗り換えた.
乗り換えの時,外で待たされたが,上半身がノーマルヒートテックと綿入り上着,倉庫用ジャケット,下半身が防風パンツのみでは,この程度でも寒い.これでマイナス 20 度.

これがユジノサハリンスクで飛行機の外に出た瞬間,マイナス 10 度を暖かいと感じてしまった.顔や手の露出した肌を突き刺すような寒さがない.

ユジノサハリンスクからのフライトは A-319, オーロラ航空による運航.エコノミーで 3 席二列.
途中サンドイッチのサービスがあった.味は可もなく不可もなく.ちなみにヤクーツクからユジノサハリンスクまではドリンクのみ.


無事日本に帰りつき,成田空港でラーメン花月を食いながら,今回の旅を思い返す.

意外とマイナス 40 度でも生きていけるものだと思った.今回は上半身 5-6 層,下半身 5 層,足先 5 層,手 2 層にマフラーと帽子だったが,上半身と下半身はあと 1-2 層薄くできるのではないだろうか.
一方で手は現地の人が使っている手袋でもだいぶ寒かった.慣れの問題なのだろうか.足先もやや寒し.メガネは鼻と耳の顔に接している部分が冷たかった.しかも吐いた息でレンズが凍ってしまい,視界が取れなくなってしまった.念のためコンタクトレンズをもっていってよかった.

正月で博物館やレストランがやっていないのは予測していたものの,やることがなくなってしまった.とはいえ,こんなことでもなければプーチン氏と年越しを迎えることもなく,厳寒の地で花火を見ることもなかったろう.

総じて良い旅だったと言えるのでないか.
次に行く旅は,最高気温をマークした場所にしようかと思いつつ,成田空港を後にした.

【おまけ】今回の旅で一番閉口したのは,寒さの余り,スマホやデジカメの電池がすぐ落ちることだ.15 分も使っていられない.サハ人にどうしているのか聞いたところ,モバイルバッテリーを持ち歩いている,という至極普通の返事であった.

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