20131020 雨の房総半島で車は船と化した

【房総半島,館山】

一夜明けて,いよいよ天候は荒れてきた.

風呂を浴びて朝食を頂き,チェックアウト間際まで粘ったが,天候が改善する気配は無い.


本日は房総半島の東を南下し,西を北上する計画であったが,大時化の海を楽しめるものか不安がよぎる.
取り敢えず車を出し,南に向かった.釣りは流石に諦めて,せめて伊勢海老アイスなど味わおうという目論見である.

次第に雨足は強くなり,いすみに着いた頃には,道路はもはや冠水し,諦めて引き返す車もいて,渋滞している.

いすみは彫刻の有名な寺などあるが,今日はとてもではないが行ける雰囲気ではない.

予定を切り上げて東京に帰る手もあるが,折角なので行けるところまで行く方針として,一旦房総半島を横切ることにした


木更津までの道も必ずしも順調ではなかったが,思い通りにいかないことも旅の楽しみである.

外房が鰯や秋刀魚など太平洋の魚介類を食べるのに対して,内房は東京湾,即ち江戸前の食文化に近いようである.

遅めの昼食は「やまよ」という穴子で有名な店で頂いた.穴子の天丼は,はみ出さんばかりに,いや,著しくはみ出す迫力であった.

臭みは殆どなく,くどくならない程度に油が乗っていて美味い.


迷ったのち当初の今回の旅の目的である,館山に向かうことにした.館山に祖父の土地があるらしいが,見たことが無かったのだ.

高速道路はさすがに雨の影響は殆どなく,スムーズに進んだ.途中,切り立った崖で有名な鋸山を通ったが,今回は立ち寄らず.

木更津から館山まで約一時間半.遠いというほどではないが,近いというほどでもない.

館山で高速を降りると,道の両脇に蘇鉄が並んでいる.天気が良ければ南国の様子を呈しているのだろうが,雨で肌寒い日には何やら物悲しさすら漂う.

目的の地は,結局はっきりしなかったのだが,夕暮れも近くなってきたので,オーパヴィラージュというオーベルジュでコーヒーだけ頂き,帰ることにした.オーパヴィラージュは,こんな田舎によく作ったと思うほどリゾート風味の施設で,12歳以下の子供はレストランすらお断りだという.

帰り道は市原サービスエリアで落花生ソフトクリームと海鮮丼を頂いた.


今回は雨のせいで食べてばかりの旅であった.

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