20131031 星の形した砂糖菓子は故郷で燦然と輝いた
【ポルトガル,ポルト】
ホテルの朝食は普通だったが,部屋を出た時にドアが閉まらないのには閉口した.

風呂場の蟻やベッドルームの羽虫,部屋で wifi が使えなかったことなど考えると,お勧めし難い.
Booking.com で評価が高かったのは,値段と立地か.

風呂場の蟻やベッドルームの羽虫,部屋で wifi が使えなかったことなど考えると,お勧めし難い.
Booking.com で評価が高かったのは,値段と立地か.

ぼやぼやしているうちにチェックアウトが近づいてきた.
真っ直ぐ駅に向かう予定であったが,ふと金平糖を買おうと思いついた.
出発前日にも寄った行きつけの店が茶請けに金平糖を出すので,土産に良いと思ったのだ.
コンフェイト Confeito は主にポルトガル北部でイースターに食べるらしい.
しかしポルトですら反応は薄かった.ホテルの人は Confeito の文字を見て首をひねり,同僚を呼びに行った
「斜め向かいのケーキデザインのお店なら知っているかも」
礼を言って覗いてみたが,人は二階のオフィスにしかいないようだ.呼び鈴を鳴らすほどの内容とは思えず,ふらふらと歩き出した.
ボリャオン市場の八百屋に聞いてみたが「見たことがない」とにべもない.
ケーキ屋を探して周囲を歩くも見つからず.市場に戻り,焼き菓子の店に聞いてみると「向かいのスーパーにあるわよ!」とスーパーの名前を書いてくれた.有難い.
ところが,スーパーの人に聞くと,置いてないという.
「あそこのカフェになら…」
繰り返すこと数件,Formosa 通りと Bonjardim 通りの交わるところにある,Casa Januario なる菓子用品店にたどりついた.

…あった!

満足したら小腹が減ってきた.
数件行ったところに Conga という Bifana (通常は豚肉のサンドイッチ) の店があるのだが,店の外の看板に Francesinha を発見.昨日,ドン・ルイス I 世橋のたもとで「ポルトのサンドイッチ」と書いて紹介していた店があり,気になっていたのだ.

食パンのようなパン二枚の間に,白ソーセージと赤くて辛いソーセージ,ハム,ローストビーフと目玉焼きが挟まれ,チーズで包んだものが,ビールとトマトの濃厚なスープに浸かっているのだ.
胡椒の効いた辛めの味付けが,半生の目玉焼きの黄身が和らげる.ボイルした白ソーセージは噛み締めると肉汁が弾け,赤ソーセージはこんがりと焼かれ香ばしい.
駅でチケットを購入.近郊のチケットならば自動販売機でも買えるようだ.窓口は銀行の受付のように番号札をとって待つ形式.
リスボンのサンタ・アポローニア駅まで 30.30 ユーロ.高かったのは特急だからか.Alfa Pendular.イヤホンジャックや読書灯,アテンダントの呼び出しボタンまであり,wifi も使用可能.
13:25 サン・ベント駅発のローカル線で,ポルト・カンパーニャ駅に行き,13:47 発,16:30 着予定.
しかし夜に人と待ち合わせをしているので,速い電車の方がいい.

電車はしばらく海沿いを走る.
最高速度は 221 km/h.速度と内気温,外気温が表示されていた.
大西洋を見ていると,ノルマンディーに行った時のことを思い出す.

僕は歳を食ったし,様々なことが変わった.
ノルマンディーの崖は,激しい波に浚われた結果だという.
切り立った崖と荒れる海のために,攻め込まれる可能性が低いと踏んだため,ナチスドイツの守りは手薄であり,そこを突いてノルマンディー上陸作戦が行われた.
僕は時の流れにも,吹き荒れる嵐にも抗うつもりはない.
祈る術を持たぬ身に許された道は何か.
消えそうな火にくべる薪を探し,ふらふらと旅を続けている.

四日ぶりのリスボン・サント・ポローニア駅に戻ってきた.こないだ来たばかりなので地下鉄の場所も分かって…地下鉄に連絡する筈のドアが開かない.
「今日は地下鉄が休みなのよ」
ストライキのようだ.フランスの国民的スポーツ,ストライキをポルトガル人もお好きなようである.
流石に荷物を持って Restauradores の宿まで行くのは厳しい.宿は坂の上なので,ケーブルカーも休みでないといいが.
バスの路線図を見る.Alfondega (地下鉄と国鉄の テレイロ・ド・パソ駅と接続) まで 735 番で行って,736, 732, 711 番の何れかに乗り換えるか….
海沿いのバス停に行くと,759 番,Restauradores 行きが来た.よく分からないが乗ってしまおう.
バス内では一日チケットは買えないので 1.8 ユーロ払う.
バスはコメルシオ広場を通りロシオ広場を抜け,Restauradores へ.ついている!実際には僕の路線図の見方が甘かっただけなのだが.

待ってみたがケーブルカーは来ないようなので意を決して登り始めた.
途中でメンテナンス中というより打ち捨てられたようなケーブルカーを発見.
今日だけと言わず,暫くは動いていないようだ.
ケーブルカーの線路を登り切ると展望台のある公園に出る.

宿は Pensao Londres.
高い天井にシャンデリア.半ば無理をして詰め込んだようなバスルーム.
大学,植物園と回り,リベルダーデ通りに降りた.地下鉄のストライキのせいで道路は車に溢れ,警察の姿も多い.

知り合いと待ち合わせ Pavllhao Chines なる喫茶店へ.フィギュアなどが立ち並び,落ち着かないことこの上ない.

今日アンゴラから帰ってきて疲れたという友人を気遣い,夕食は KFC.ローストチキンのサンドイッチ,Brazer.
Fado について聞いたら,マリッサという歌手を勧められたが,CDを買いそびれた.
明日は慌ただしくなる予定である.
真っ直ぐ駅に向かう予定であったが,ふと金平糖を買おうと思いついた.
出発前日にも寄った行きつけの店が茶請けに金平糖を出すので,土産に良いと思ったのだ.
コンフェイト Confeito は主にポルトガル北部でイースターに食べるらしい.
しかしポルトですら反応は薄かった.ホテルの人は Confeito の文字を見て首をひねり,同僚を呼びに行った
「斜め向かいのケーキデザインのお店なら知っているかも」
礼を言って覗いてみたが,人は二階のオフィスにしかいないようだ.呼び鈴を鳴らすほどの内容とは思えず,ふらふらと歩き出した.

ボリャオン市場の八百屋に聞いてみたが「見たことがない」とにべもない.
ケーキ屋を探して周囲を歩くも見つからず.市場に戻り,焼き菓子の店に聞いてみると「向かいのスーパーにあるわよ!」とスーパーの名前を書いてくれた.有難い.

ところが,スーパーの人に聞くと,置いてないという.
「あそこのカフェになら…」
繰り返すこと数件,Formosa 通りと Bonjardim 通りの交わるところにある,Casa Januario なる菓子用品店にたどりついた.


…あった!


満足したら小腹が減ってきた.
数件行ったところに Conga という Bifana (通常は豚肉のサンドイッチ) の店があるのだが,店の外の看板に Francesinha を発見.昨日,ドン・ルイス I 世橋のたもとで「ポルトのサンドイッチ」と書いて紹介していた店があり,気になっていたのだ.

食パンのようなパン二枚の間に,白ソーセージと赤くて辛いソーセージ,ハム,ローストビーフと目玉焼きが挟まれ,チーズで包んだものが,ビールとトマトの濃厚なスープに浸かっているのだ.
胡椒の効いた辛めの味付けが,半生の目玉焼きの黄身が和らげる.ボイルした白ソーセージは噛み締めると肉汁が弾け,赤ソーセージはこんがりと焼かれ香ばしい.

駅でチケットを購入.近郊のチケットならば自動販売機でも買えるようだ.窓口は銀行の受付のように番号札をとって待つ形式.
リスボンのサンタ・アポローニア駅まで 30.30 ユーロ.高かったのは特急だからか.Alfa Pendular.イヤホンジャックや読書灯,アテンダントの呼び出しボタンまであり,wifi も使用可能.
13:25 サン・ベント駅発のローカル線で,ポルト・カンパーニャ駅に行き,13:47 発,16:30 着予定.
しかし夜に人と待ち合わせをしているので,速い電車の方がいい.

電車はしばらく海沿いを走る.
最高速度は 221 km/h.速度と内気温,外気温が表示されていた.
大西洋を見ていると,ノルマンディーに行った時のことを思い出す.

僕は歳を食ったし,様々なことが変わった.
ノルマンディーの崖は,激しい波に浚われた結果だという.
切り立った崖と荒れる海のために,攻め込まれる可能性が低いと踏んだため,ナチスドイツの守りは手薄であり,そこを突いてノルマンディー上陸作戦が行われた.
僕は時の流れにも,吹き荒れる嵐にも抗うつもりはない.
祈る術を持たぬ身に許された道は何か.
消えそうな火にくべる薪を探し,ふらふらと旅を続けている.

四日ぶりのリスボン・サント・ポローニア駅に戻ってきた.こないだ来たばかりなので地下鉄の場所も分かって…地下鉄に連絡する筈のドアが開かない.
「今日は地下鉄が休みなのよ」
ストライキのようだ.フランスの国民的スポーツ,ストライキをポルトガル人もお好きなようである.
流石に荷物を持って Restauradores の宿まで行くのは厳しい.宿は坂の上なので,ケーブルカーも休みでないといいが.
バスの路線図を見る.Alfondega (地下鉄と国鉄の テレイロ・ド・パソ駅と接続) まで 735 番で行って,736, 732, 711 番の何れかに乗り換えるか….
海沿いのバス停に行くと,759 番,Restauradores 行きが来た.よく分からないが乗ってしまおう.
バス内では一日チケットは買えないので 1.8 ユーロ払う.
バスはコメルシオ広場を通りロシオ広場を抜け,Restauradores へ.ついている!実際には僕の路線図の見方が甘かっただけなのだが.

待ってみたがケーブルカーは来ないようなので意を決して登り始めた.
途中でメンテナンス中というより打ち捨てられたようなケーブルカーを発見.
今日だけと言わず,暫くは動いていないようだ.
ケーブルカーの線路を登り切ると展望台のある公園に出る.

宿は Pensao Londres.
高い天井にシャンデリア.半ば無理をして詰め込んだようなバスルーム.

しばし休憩ののち,町歩きに出た.プリンシペ・レアル広場の横にあったイスラム風味の建物に入ってみた.豪華な箱の内部は意外なことに,服屋や靴屋などの店舗がはいるショッピングモールであった.


大学,植物園と回り,リベルダーデ通りに降りた.地下鉄のストライキのせいで道路は車に溢れ,警察の姿も多い.

知り合いと待ち合わせ Pavllhao Chines なる喫茶店へ.フィギュアなどが立ち並び,落ち着かないことこの上ない.

今日アンゴラから帰ってきて疲れたという友人を気遣い,夕食は KFC.ローストチキンのサンドイッチ,Brazer.
Fado について聞いたら,マリッサという歌手を勧められたが,CDを買いそびれた.
明日は慌ただしくなる予定である.
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