20200211 北の地を行方もなく放浪する

朝は珍しく食堂へ.旅館の飯は好きなのだ.
マスの焼き魚や筑前煮,ひじきにきんぴら.ありふれたメニューだが,悪くない.卵かけご飯は旅館くらいでしか食わないのは何故だろう.


宿から温泉に向かう給水と排水のパイプが見えた.湖上では空中を走っている.


チェックアウトをして再び然別湖の上に行った.満室のため泊れなかったイグルーを見学.イグルーと湖上の雪は昼の光を反射し,目を射る.




腹がいっぱいだったので,ホテルの横にある然別湖ネイチャーセンターの二階にある Mubanchi というカフェでコーヒーを飲み,休んだ.周りの人が食っている飯も旨そうである.

湖の端の方でやっているスノーモービルをやることにした.スキーの上にバイクを乗せたみたいな乗り物で,現地では普通の移動手段としても使われているようであった.
一人乗りでコースを二周,15 分程度で 2000 円.やや高い気もしたが,思ったよりスピードは出るし,コースの轍が硬く,ハンドルを取られるので運転にはコツがいるしで,面白かった.二周では物足りない.

気づいたら 13:00 を過ぎてしまった.移動するなら 13:20 の帯広駅行きバスがいいだろう.

鹿追営業所前で降りて住宅地の中を 15 分ほど歩き, Cafe Mahalo へ.静かな音楽の流れるカフェ.ネットでは鹿追牛のステーキロコや鹿追豚のカツロコがあると書いてあったのだが,メニューにはない.カフェタイムになってしまったからだろうか.そもそもロコってなんだ.ロコモコか?


肉みそピザは,甘辛い肉味噌を半生の玉ねぎのみじん切りが和らげている.少し塩辛い.生地は平らでもちもちしていて,薄いフォッカッチャみたいだった.


店主がパティシエだったというのでデザートも頼んだ.クレームブリュレは,とろけるような舌触りとコクのある味わいで大変旨かった.


飯の後何をするかバスの路線図を見つつ,探した.何となくバスの本数が多いので鹿追営業所前に来ただけで,特別アクティビティの当てがあるわけではない.
結局十勝牧場にある白樺並木を見に行くことにした.映画やドラマのロケ地になったというので,カメラの練習にはなるだろうと思ったのだ.

白樺並木に着く頃には大分陽も傾き,アイボリーの樹皮が燃えるようであった.



凍えながらバスを待ち,帯広駅経由で帯広空港へ.

空港では 2 階にあるレストラン・ハートフィールドへ.この空港には他にはカフェ・ハートフィールドしかない.フライトまで時間がないので飯を食えないと思っていたが,フライトが 30 分遅れた.
十勝へ来てから何度も目にしてきた豚丼を注文.十勝では豚丼が有名なようだ.
たれは甘辛くうなぎの蒲焼を思わせる.それだけに山椒との相性もいい.
空港のレストランなので,ちゃんとした豚丼なのか分からないが,提供している「豚丼たむら」は,たれも売っていて,そこそこ有名な模様.



空港の待ち時間の間,売店を冷やかした.北海道の土産物はどれも魅力的なのだが,洗練され過ぎていて,東京でも手に入りそうに見えてしまう.

羽田へのフライトは 767-300. JAL なので Wifi は無料.

今回は少し移動が多く,一ヶ所一ヶ所を味わい尽くせなかったのではなかろうか.しかし寒さは五感に訴えかけ,体と対話している気分になった.広い北海道の中で,少しずつ知っている場所が増えるのは嬉しい.北海道は,他のエリアももっと訪れてみたい….

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