20210403 二本の佐倉道 - 1/2

【佐倉道: 新宿 (にいじゅく) ~ 市川橋】

本日は柴又から先日の終点だった新宿 (にいじゅく) に行き,そこから佐倉道を南下する予定. 

柴又は街道からはちょっと離れるんだけど,一応水戸街道の近くということで…… (歩いて 15 分くらい).

京成高砂駅から金町線で一駅のところに柴又はある.金町線は駅数が三駅しかないこじんまりした単線で,それだけで何となく旅気分.

駅には寅さんの看板が並び,ベンチは対面式. これだけで日常から離れられる僕は,即ち旅好きってやつだ.


参道をふらふらと歩く.そこかしこに「お帰り寅さん」と書かれていて,何だかべらんめいな気分になってきやがるってもんよ!

古い建物もあり,雰囲気がいい. 


まずは柴又の川千家で腹ごしらえ. 


創業 250 年の川魚の店.
先日の川甚とともに柴又川魚界の双璧!(多分) 

川千家には座敷と食堂があって,メニューが違う.座敷はお酌や芸姑,芸人を手配してくれる本格派. 

だけどまぁ,昼間だし,今日は食堂.
中に入るとテーブルが並び,奥の方に畳敷の席が.僕は畳の方に上げてもらった.


「うな重の梅と松はどう違いますか?」 
「松竹梅と,お重の大きさが違いますのよ,うなぎだけじゃなくて,ごはんも量が違いますの.うなぎは大きさだけでなく,厚さも違うので,松だとふわふわーっとしてね.でも私は梅で十分.どれでもおいしーく頂きますのよ!」 
中居さんの跳ね上がったアイラインは少しかすれていた.

まず鯉の洗い.少し泥の味がして,小骨が口に当たるが,柔らかな香りの酢味噌が味を深めて,美味しく頂ける.個人的には,先日の川甚より好み.


そして鯉こく.まず汁を少し啜る.味は結構濃くて,甘い.味噌汁というより煮物っぽい.さて本体はどうかな……と骨を掘り掘り,身を口に運ぶと,旨い!脂の乗った肉に甘めの汁がからみ,味わいが出ている.悪くない,悪くない.いや,いいぞ……! 


さてさて,うなぎ様のおなーりー!



梅とはいえ十分大きい.注文から割いているというが,そこまで待たされてもいない.空いているからか,15 分程度. なぜかしっぽの方が少し泥くさかったのだけれど,うなぎ様もぺろりと平らげた. 

川千家: ★★★★★ (ロケーションも貢献)

しかるのち,題経寺へ.
別名柴又の帝釈天.門,お堂,鐘楼とも荘重な見ごたえのある寺である.





題経寺: ★★★★★ (行かない理由がない)

帰り道,草団子で有名な高木老舗で和風ソフトを食った.きな粉と黒蜜がかかっていて,甘ぇ,甘ぇ.もうちょっと疲れてから行けばよかった.


ちなみにこちらが,土産で買った草団子.ちょっと多かったので,半分凍らせた.


江戸川に向かうと,先日の川甚が. かなり近い.1 月末日で閉店
した川甚の建物は,ひっそりとしている.


堤防には芝桜.



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