20200924-2 それから世俗の町へ

内宮を出るとすぐに,町家の並ぶおはらい町が広がる.おはらい町のしめ縄は,「蘇民将来子孫家門」「笑門」のほかに,「門陽光子 (陽光子門?)」「千客万来」など.

ガイドの野澤さんのお勧めは,二軒茶屋麦酒と牡蠣,ゑびやで海鮮物.

おはらい町の横道を入ったところがおかげ横丁と呼ばれる一角で,狭い路地の左右に趣きのある建物が並ぶ.

おかげ横丁は至る所に縁台があり,買い食いをする客たちが席を埋めている.


伊勢出身の知人に勧められたかき氷,赤福氷を食べようと思ったが,おかげ横丁の入り口にある赤福本店では一昨日で終わっていた.店員に五十鈴川店を勧められて,そちらへ.五十鈴川店では 9 月いっぱい赤福氷をやっているという.

本店から五十鈴川店は 7-8 分程度.やっとありついた氷は,歩いてほてった体を冷やし,いい塩梅である.抹茶シロップのかかったかき氷の下には,あんこと餅が埋まっている.赤福とは餡も餅も違うらしいが,餡はほのかな甘さで白玉状の餅は弾力があり,繊細な氷との対比がいい.


おすすめ度: ★★★★★
(半座敷の席は風通しが良くて心地よく,ケチのつけようがない)

おかげ横丁に戻り散策.いくつかの土産物屋で見かけた「さめのたれ」が何なのか聞いたところ,サメを干したものだという.身を垂らして干すから「たれ」と呼ぶようだ.


豚捨 (昨日の夕飯の店) のおかげ横丁店でコロッケとミンチカツ購入.

コロッケの肉は少ないが,衣の油に肉の旨味が溶け出していて,ホクホクのじゃがいもの味を際立てている.ミンチカツの衣は同様だが,中身は控えめの味.


おすすめ度: ★★★★☆
(昨晩の流れで期待度が高かったので,星一個減らす)

おはらい町にはおみくじ付きの ATM という謎なものがある.神宮は観光地ではないので,おみくじがない一方で,一般の店がおみくじのようなものを提供している.



おはらい町でお土産を物色したのち,すし久で穴子の煮付とだし巻き,酒は老緑を頼んだ.時間が早かったので,先ずは一杯ひっかけてから飯に移行しようと思ったのだ.

ところが.

16:30 頃中居さんが来て「ラストオーダーです」という.えっ,何時閉店なんだ?
「コロナの影響で今 5 時なんです…」
Googleは 20:00 と言っていたのに.昨日の博物館の休館日もあっていなかったし,Googleに頼るのも考え物である.

慌てて,てこね寿し平膳 (竹) を頼む.
てこね寿司はカツオかマグロのヅケを酢飯に乗せたもので,元は漁師の食べ物.

味はまぁ,無難.


おすすめ度: ★★★★☆
(可もなく不可もない味だが,五十鈴川を見下ろせる立地がいい)

夕飯ののち,おはらい横丁にある酒屋,伊勢萬に寄る.裏手に伊勢唯一の酒蔵がある.今晩のお供に,おかげさま生貯蔵原酒を購入.

宿まではバス.昨日は 2 万歩歩いたが,今日は 1 万歩程度.昨日は外宮の外の社を巡ったのが効いたなぁ.

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