20220505 歩くと街は親しくなる
【マジュンガ〜アンタナナリボ@マダガスカル】
マジュンガ最後の朝はせっかくなので、少し早めに起きて、周囲を散策。
近くに樹齢 700 から800 年と言われるバオバブがあるので、行ってみた。Google マップだと「Le Baobab de Majunga(マジュンガのバオバブ)」とそのまんまの名前で載っている。
よく写真で見かける、すっくと高いバオバブではない。
ずんぐりと大きく太い、存在感のある樹が、交差点の中央にのっしりと立っているのだ。
バオバブにも色々種類があるらしいので、こいつはバスケットボール選手でなくてちゃんこ系なのだろう。
樹の根元には人々が座り、憩っている。
昨日の夕方の方が人が多かったな。
目の前には海。
マジュンガの海は、中洲の多いベチブカ川からの土で浅瀬が赤く見える。青いところには船。
帰り道、バオバブからホテルの間にある、名前もない小さい食堂で朝食としてスパゲティを食べた。
にんじんのサラダとビーツの入ったポテトサラダがついて 1500 アリアリ (約 50 円)。嫌いじゃないな、そういう庶民的店。いえ、スミマセン、好きです、そういうの。
1000 アリアリ(約 30 円)の小さいアイスを勧められたので、ついでに頂く。バニラアイスに細かいチョコケーキのかけらがまぶされていて「フォレノア Forêt Noire (フランスのチョコケーキの名前) 」と呼んでいた。
ホテルに帰り、チェックアウト。
クレジットカードで払おうとしたら、10% ほど手数料がかかる,というので,ドルで払った。1 ドル 4000 アリアリなので、空港の両替よりレートがいい。
一泊 19.5 万アリアリ(約 6300 円)。
Coco Lodge:★★★☆☆(街のトップレベルのホテルらしいが、可もなく不可もなく。シャワールームのあたりは閉じられない窓が開いており、蚊が多いので、要対策)
車の上に荷物を積んで、空港へ。
道には小さい店が並び、賑わっている。
マジェンガ空港は小さい土産物屋とカウンターのみの小さなバーがある。
セキュリティチェックで持っていた水を飲め、というから、取り上げられるのかと思って一口飲んで渡したが、次の客は持ち込めていた。危険物でない確認のために飲めと言ったようだ。
椅子とトイレ以外何もない待合室でフライトを待つ。エアコンはなく、天井のファンが気だるい空気を混ぜている。
Tsaradia 航空のフライトは少し遅れたが、無事アンタナナリボ空港に着いた。着陸すると、数名の客が拍手をする。そういえば昔、アエロフロートでモスクワに行った時も、みんな拍手してたなぁ。無事着陸しない時があるのかと思ったものだ。
後で聞くと、6 時間ぐらい遅れることもざらにあるという。僕たちはラッキーだったのだ。
到着ロビーを出てすぐに、小さなレストランがあった。あそこで昼を食べてもよかったな。
空港から車で少し行くと、水田が広がっており、その周りには牛やこぶ牛 (Zebu) が草を食んでいる。
のどかだなぁ。
本当は、政情が落ち着かず、治安が悪化しているのだけど……。
「そういう不安定な時、人々は誰にアドバイスを求
めるの?村長さんとか、宗教的指導者とかなの?」とマダガスカル人に聞いてみた。
「私たちは、家族かな。家族とか、祖先とかを大切にするのよ」
昼は近くのスーパー Leader Price(マジュンガにもあったスーパー)でミートパイ 4000 アリアリとかサンボス(サモサ)800 アリアリとか適当に買って食べた。
野菜のサンボスとスパイシーアクラ (accras:揚げ物のこと。今回はカレー味の豆のペーストみたいのが入ってた)は結構美味しかった。
午後は Ibis ホテルでデスクワーク。現場仕事が続くと、デスクワークが立て込む。
夕食は友人の友人のマダガスカル人、ジャン=マルクとホテルの下のレストランで食べた。注文はエノンブリッチャ Hen'omby Ritra 26000 アリアリ(約 850 円)。
「これ、よく食べるの?」
「うん、すごく食べる。まぁ、普通の料理って感じだよ」
マダガスカル料理で、こぶ牛を油多めでソテーしたもののようだ。ソース多めで、煮込んだ感じになる。ニンニクと玉ねぎとオリーブオイルで炒めてあるのか、香ばしい部分あり、ジューシーな部分ありで、かなり楽しめた。
酒は、マダガスカル産だというラム・ブラン 10000 アリアリ(約 330 円)を飲む。ふんわりといい香りで、なかなかよろしい。マダガスカルはラムが有名なのだ。
Ibis ホテルレストラン:★★★★☆(結構レベルは高いと思う。庭に繋がっているので、屋内でもかなり蚊がいる。気温は 16 度ぐらいなんだけどなぁ。植物が多いせいだろうか)
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