20220521 1 万メートル上空にはケルトの風が吹く
【パリ~東京】
Ibis ホテルの朝食はソーセージ、ベイクドビーンズ、作り置きのオムレツなど。あとは各種パンとヨーグルトとフルーツくらい。まぁ、日本のビジネスホテルみたいな感じ。
搭乗はチェックインは済んでいるので、スムーズかな、と思ったけど、パスポートコントロールもセキュリティチェックもかなり混んでいて、僕はビジネスクラスだったが、結構並んだ。
ラウンジは椅子席のみ、シャワーとビジネスセンターはあり。食事は ibis の朝食とほぼ一緒なので、次回はホテルは素泊まりで、ラウンジで朝食でもいいかも。
フライトは混んでいて、ほぼ満席。日本は入国制限を行なっているので、これ、みんなビジネス客なんだろうか??
機体はマダガスカルからパリの便で、777-300。フルフラットにならないアレ。
ネットは 1 時間 8 ユーロ、フルフライトで 18 ユーロ、動画使うと 30 ユーロ。
あれ?マダガスカルからは無料だった気がするけど。路線で違うのかな。パリからマダガスカルは有料だった気もする。
マダガスカルからの時はほとんどネットが通じなかったけれど、今回はそこそこ。
せっかくなので少し仕事をした。
昼食の前菜は刻んだエビのサラダと、えんどう豆のレモン・ショウガ風味クリームスープ (?)。
エビのサラダは甘酸っぱくて、ちらし寿司の具を彷彿した。こちらはビネガー系の酸っぱさで、クリームスープ (?) はレモンの爽やかな味わい。同じ酸味を使い分けて、技巧的に食欲を誘う。
「どちらからいらしたんですか?」
白ワイン、プイィ・フュメを受け取る時、横の初老の男性と目があったので聞いてみた。
カタール航空などと違って、個室でないメリットは最大限に活かす。
「ブルターニュです」
「あぁ、行ったことがありますよ。ガレットとシードルが印象的でした」
「そうでしょう、私たちの自慢です」
ヤニクと名乗った彼は、通信系のエンジニアであった。
「珍しい名前ですね」
「ケルト系の名前なんですよ」
「あぁ、ケルトですか!ケルトの音楽もいいですよね」
「私はギターを演りますよ」
今回はニューカレドニアに行く乗り継ぎなので、5 時間成田にいるだけだけれど、一ヶ月前に日本に来たのだといって、写真を見せてくれた。
「東京の北西の方の山です」
んん~~、谷川連峰の辺りかなぁ?山は全然分からない。
メインはカモのラザニア、カシスソース。甘味のあるソースは、カモの脂でも入れているのだろうか、コクがあり、かなりうまい。このままご飯にかけて食べてもいいレベル。
ワインはサン・テステフ、シャトー・ボー・シット。
「フランスのワインが好きなんですか?」
ヤニクが聞く。
「美味しいワインは他にもありますが、フランスは地方の特性を守ろうとしているから好きですね」
「AOC?」
「はい。お手本にしたい制度です」
しばらくアイルランドのケルト文化の話などして、暗くなったところで横になった。
フランスと日本の時差が 7 時間なので、フランス時間 14:00 は日本時間の 21:00 くらい。7:00 に成田なので、5:00 に起きるとして、ちょうどいいくらい。
ちなみに昼食を食べて寝て、起きたら朝食を食べるので、夕食は飛ばす。
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