20220405 ヴィクトリア湖のほとりに機体は降り立った
【ドーハ~ウガンダ(エンテベ~カンパラ)】乗り継ぎ 6:05、フライト 5:30
6 時間ほど寝て、目覚ましで起きた。スマートウォッチのサイレントモードはこういう時便利である。
到着まで間がないので、朝食は抜き。
搭乗員がチョコとクッキーをくれたので、コーヒーと一緒に頂く。
そういえば、Wifi あったけど、ほとんどネットに繋がらなかったなぁ。
フルフライトで 10 ドル、入会すれば最初の一時間は無料。
ドーハ空港は時々利用するけれど、朝早くから(というか、24 時間?)店が開いていて、ラウンジも非常に充実している。二階建てのラウンジの一階には、無意味に池があり、豪華さを演出しているが、このせいで向こう岸に渡るためには大きく迂回する必要があり、動線は悪い。真ん中に道くらい作ればいいのに。
食事メニューはこんな感じ。
https://www.qatarairways.com/content/dam/hia/pdf/al-mourjan-dinning-en.pdf
ビュッフェで中東風の食べ物もあったのだけど、疲れているからというか、仕事も積もっていたので、持ってきてもらえるメニューからエッグ・ロイヤル (Eggs Royale) をオーダー。
マフィンにスモークサーモンとポーチドエッグを乗せ、オランデーズソースをかけたもの。
要するにエッグ・ベネディクトのハムの代わりにサーモンが乗っている.
…筈なんだけど、来たやつはハム乗ってた。これ、エッグ・ベネディクトだよね??
美味しく頂いたけど。
せっかくなので、ビュッフェからも一品。フル・マダメ(Ful Madames)。
エジプト、レバノン、エチオピアなどで食べられている、そら豆の煮物。
クミンが入っているが、柔らかい香りで美味しい。生の玉ねぎやトマトも入っていて、レモンも搾るので、あっさり頂ける。
ちなみにラマダン中だけど、ラウンジのレストランは 24 時間やっているそうだ。
レストラン降りたところと、ビジネスセンターの奥には仮眠スペースもあって、言えばいい感じの毛布も貸してくれる。
一階のカフェの奥の方には「Quiet Area」という、薄暗く静かな仮眠室も。
ごろごろしながら、仕事。便利な時代だなぁ。インターネットのない時代は、海外出張中、日本の仕事はどうしていたんだろう。
空港ビルから連絡バスに乗るために一旦外に出ると、むわっと暑い。
ドーハからエンテベへの機体は A330。
ビジネスクラスは 6 列、24 席に乗客は 4 人。
ウガンダの入国書類は、体調に関するもののみ。新型コロナウイルスと、エボラウイルスを想定しているもののようだ。
「コロナウイルスに影響を受けた国に行ったことがありますか」という質問に、日本が影響受けてないと言っていいのか迷うけど、入国審査で止められるネタを増やすこともないので、ノー、と答えておいた。まん防解除されたし、影響は受けてない方じゃないですかね。いや、そうに違いない。
21 日以内に、エボラ患者の葬式に出席しましたか、という質問は、地域性を感じる。
昼飯までしばらく時間があるので、ぼんやりと窓の外を眺める。
そして船首は大きく西を向き、サウジアラビアの広大な大地を通る。
進めども、進めども、砂ばかりの……。
アイボリーホワイトの地上に、一本の道を見つけて、はっとする。
空と地上との境目が、砂でけぶり、道がどこに続くのかも分からない。
見える限り村もなく……。
ランチは前菜に Classic Arabic Mezze。小さいピタパンに豆のペーストやパセリとトマトのサラダ、ナスの煮物などを挟んで食べる。まぁ、普通。
メインに Traditional mixed grill with pepper kousa mahshi。鶏、牛、マトンのグリル。機内食としては美味しい、といえないこともない。
仕事をしている間に、エンテベが近づいてきた。
空はくっきりとした積乱雲に覆われている。巨人たちが戦っているような迫力である。
船首を下げて下降しながら雲に潜り込むと、機体は大きく揺れ、肘掛に仕舞われたテーブルは大きく弾んで飛び出した。
地上を見ると、ほぼ緑に覆われ、ところどころ茶色い道路が伸びている。広大な農地は認めず、小さな畑を所々に見かける。木は多く、あるところは密に、あるところは疎に群生している。
時々地面から煙が立っているのは何だろう。野焼きをしているのだろうか?
かなり高度が下がったところで、海のようなものが見えた。ヴィクトリア湖である。
入国はスムーズであった。ちなみに、先ほど書いた健康報告書は提出を求められなかった。
着いてすぐに車に乗り込む。宿のある首都カンパラまでは一時間ほど、高速代は 5000 ウガンダ・シリング (150 円くらい)。
家の屋根は茶色、ベースはレンガ造りのようだ。
三十分ほどで郊外に出るが、家は多く、低い丘には二階建て以上の建物が並び、住みやすそうである。家と家の間には木が多い。
建て掛けの家も多く、二つの街の間にある新興住宅地なのかもしれない。ちなみにエンテベ自体は元首都なので、昔からある。
エンテベとカンパラはつながっていて、家のないエリアは挟まっていない。
しかしカンパラに入ると、少し古びた小さな家が増える。
エンテベの街並み。車体に青い点線の入っているのは、公共のミニバスである。
運転手が、レートのいい両替屋を教えてくれるというので任せたら、Golden Tripod Casino の横に連れて行ってくれた。1 ドルが 3520 ウガンダ・シリング。
ただ、僕が最初出した 100 ドル札にちょっと傷がついていたので、3400 シリングと言われた (ので、きれいなのと変えた)
ちなみにホテルだと 3450 シリング。
そうこうしてから Fairway Hotel へ。一泊 95 ドル。カード払い可。
昔からあるホテルであるが、部屋はリノベーションしたばかりなのか、きれいである。同僚と共有の LDK まである部屋にしてくれた(風呂・トイレは個室にそれぞれ付いている)。
なお、歯ブラシ・ヘアブラシなどはないので、持参を。
ロビーでたまたま他社の日本人と会ったら「言えば蚊帳を吊ってくれますよ」と言われたので、フロントに頼むと、部屋に蚊帳を持ってきてくれた。
しかし、ボーイは天井をしばらく眺めたのち、どこかに無線をかけている。
「この部屋には蚊帳を吊る金具はない。ドリルで穴を開ける必要がある。明日まで待て」
新しい部屋というのも考えものである。
夕食は、ホテルの前にある系列レストラン Asian Fusion で Peri Peri Chicken。
「Peri Peri Chicken、イギリスでも食べました。同じものなんですかね?」
若い同僚のKさんが言う。
やってきたのは、マリネした肉をオーブンで焼いたと思しき料理。キャベツのサラダとフライドポテトが添えられている。小さいカップには、細かく刻んだ辛いケチャップソースみたいなものが入っている。
チキンは十分味が付いているので、そのままでもいいし、ソースをつけてもいい。
僕がモザンビークで食べた Piri Piri Chicken と似ている。結構美味しい。
地ビールは Nile special と BELL を飲んだ。Nile special の方が濃厚で、僕好み。
Asian Fusion:★★★☆☆(ウガンダでアジアンレストランに行かなくても……)
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