20220424 あなたが欲しいのは金のコーヒーですか?銀のコーヒーですか?
朝食は豆の煮ものと、鶏のトマト煮、マッシュルームの炒め物、オムレツ。
オムレツを頼んだので、ヨーグルトとチーズはやめた。
メイン取引先との会議は、一時間以上待たされたけれど、何とか友好的に終了。
明日細かい内容を詰めて、明後日仮契約に持っていきたい。
結構時間がかかって、14:00 過ぎてしまった。ラマダン中なので、彼らは昼休みを取らずに、15:00 で終業する。
食事は日没後と夜明け前。前者をイフタール、後者をスフールと呼び、寝る前に少し食べる人もいる。
「だから普段は 21:00 に閉まるショッピングモールも、ラマダン中は、午前 1:00 まで開いているんだ」
と、昨日、レバノン人のジョージは言っていた。
帰り道、カジノスーパーで肉サモサ 50 フランを二個と、肉パイ(小)130 フラン、ミニハンバーガー 120 フランを購入。
ホテルに帰り、ルームクリーニングを確認してから、フロントに電話を掛ける。
「どうもですね、本日の清掃の方、シャンプーと、ボディシャンプーと、せっけんと、タオルと、水と、コーヒーと紅茶をお忘れのようなのです」
「おや、何もないね。分かった、今から人をやるよ!」
面倒くさいので、カップがまた、洗剤が残っていて泡立っていたことは黙っていた。
コーヒーが届いたところで、昼食。カジノのパン屋の味は安定している。
少し足りなかったので、こないだ買ったピザのクラッカーを食べる。
ま、まずい……。サクサクしているのに、湿気た味がする。
気を取り直して、地味に午後のお仕事をこなす。
夕食は、昨日アファフが教えてくれたイエメンレストラン、Janateyn に行った。
ホテルのあるダウンタウンからはちょっと離れているが、タクシーで 1000 フラン。
市内はどこに行っても 1000 フランが相場の模様。ダウンタウンがジブチ市の中心部分だからかもしれない。外れから外れに行ったらもっと高い可能性もある。
「メニューを下さい」
「メニューはない。どうせ変わるからね」
「えっ、じゃあどうやって注文すればいいですか?」
「来い」
ウェイターの後をついていくと、厨房の方へ入っていく。
「どれがいい?」
彼は冷凍庫を開け、中の魚を示した。「……!」
「お勧めはこの三つだな。左から、ドラド Daurade(鯛)、バラクーダ Barracuda(オニカマス)、グローバ(不詳)」
よく分からないので、三人でそれぞれ、違う魚を選んだ。
「焼くところも見ていきなよ」
奥の厨房に入ると、調理台に掘られた窯から、火が吹きあがっている。「ほら」
シェフが、先ほどの魚を開きにして、金属の串に刺し、窯に差し込んだ。
席で待っていると、まずサラダ 800 フランが来た。
「パンを見るか?」
またウェイターが声をかけてきた。「見る、見る」
厨房に行くと、彼は丸めてあったパン種を押し伸ばし、窯の内側に貼った。
あぁ、間違いない。これはうまい。
再び席に戻ると、チーズナン 700 フラン 2 枚とマクバザが来た。マクバザは 3 匹で 5500 フラン。どれがいくらだかは聞きそびれた。
僕はバラクーダを食べたが、これまでに食べたマクバザの中では、一番しっとりとしていて美味しい。水分の足りない分を、ソースで補う。
ネットなどで調べると、マクバザは、辛いソースを塗るものらしいのだけれど、これまでに食べた二店舗は塩焼のようで、余りソースを感じなかった。
この店は、コクのあるチリソースを塗っていて、食べきれないんじゃないかと思った大きい魚を食べる助けとなっている。
同僚たちのものも一口ずつ貰ったが、ドラドは一番あっさりしていて、グローバが一番ジューシー。グローバは独特な匂いがあったので、好みが分かれるかもしれない。
Janateyn:★★★★☆(アファフは「美味しいけれど、うるさいのよね」と言っていたが、今回は僕らのほかに客はおらず、落ち着いて食べることが出来た。美味しかったし、安かったし、また行ってもいい)
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