20220418 砂の中のショッピングモール

【ジブチ市@ジブチ】


温かい朝食が二種類なのは変わらないが、一応昨日とメニューは違う。豆の煮物とゆで卵。

余り盛り上がらないが、ありがたく頂く。

午前の予定は二件。二件目はドタキャンされたけど、別の面談が入った。


面談後、遅めのランチを買いに、ショッピングモール Bawadi Mall へ行った。ジブチ市で一番大きいショッピングモールらしい。敷地の端にはモスクもある。


中に入ると、先進国並みにきれいで、映画館やゲームセンターなどもある。

ただ、ラマダン中だからだろう、フードコートやレストランは全て閉店していた。

中のスーパーで購入したのは、サモサ 2 個 100 フラン、揚げパンみたいの(レシートには KATELESS と書いてある)80 フラン、プルーン 3 個 200 フラン、水 1.5 L 100 フラン。


ホテルに帰り、作業をしながら先ほどの戦果を頂く。

揚げパンみたいなものの中には、ジャガイモとひき肉をサフランで炒めたものが入っていた。皮が薄いので、揚げパンというより、コロッケに近いかもしれない。

ビタミン補充のために買ったプルーンは甘酸っぱかったけれど、ビニール袋というか、石油のような匂いがしたので、もう買うことはないだろう。

ちなみに本日のルームクリーニングでは、タオルが補充されていなかった。交換されていなかったわけではなく、本当になかったので、これは貰ってきた。

夕方ミーティング、合間に東京の仕事。

ラマダン中のイスラム教の国では、人と会う仕事は大体昼過ぎに終わるのだけれど、短い時間を効率的に生かすため、ミーティングが増える。

若い世代なら、インスタとかで、ちょっちょっちょ~~と、軽やかにこなすのかなぁ。


夕食は例によって同僚と。

今回は、Atlantic Hotel の裏側にある、La Chaumiere へ。フレンチと中華がメインのレストラン。


「ニイハオ~~!コニチワ~~!座って、座って。そこの席、空いているから!」

いやに親しげな店員が席を勧めてくる。屈託のない笑顔が親しみやすい。


「あ、どうも……」

気おされながら、メニューを見る。一皿 2000 円程度。安くはない。

 

結局、ビーフ Wok(中華風炒め物)2600 フラン(約 1900 円)を選び、chop suey(チャプスイ。野菜が色々入っている)にした。


具材は色々選べるので、なんだかよく分からない「Sweat Paper」も頼んでみた。紙っていうから、春巻きの皮みたいなものかな?

知らないものは食べてみるべし!


「アノ、Sweat Paper って何ですか?」


頼んだ後で聞く。


「ああ。虫よ。美味しいわよ」


うむ、なるほど。


……なるほど。


知らないものは……食べてみないと分からないからねぇ……。


飲み物は Habacha(エチオピアビール)を頼んだ。さわやかだけどコクがあり、好きな人多いんじゃないかなぁ。

と、先ほどの陽気な店員が、眉尻を下げて、いかにも申し訳なさそうな顔で近づいてくる。「えっとね……」


「Sweat Paper、今日は品切れみたい……。楽しみにしていたのに、ごめんネ」


いやホント、楽しみにしていたのに。

千載一遇の、未知との遭遇を逸してしまった。

残念、実に残念。


そうこうしているうち届いた Wok は、日本の町の中華飯店を髣髴する、食べなれた味だった。

同僚たちと雑談をしながら酒を飲む。

僕の二杯目は、一杯目と同じく、エチオピアビール Dashen。こっちの方があっさりしている。

La Chaumiere:★★★☆☆(悪くないんだけど、それ以上でもそれ以下でもないんだよね……。一番のメリットは、Atlantic Hotel に近いところ)


ホテルに帰ると、大したことしてないのに、どっと疲れが出た。暑いせいかも。

日中は 36 度ほどだけど、僕のお天気アプリだと、体感温度は 48 度と出る。

ちなみにジブチは、一番暑い 7 月ころだと、実測温度が 50 度を越すため、世界で最も暑い国、とも言われている。エチオピアとの国境あたりで、71.5 度を記録したこともあるとか。


2020 年の正月に行ったサハ共和国はマイナス 40 度くらいだった。サハには冬にマイナス 71.2 度を記録した世界で最も寒い村、オイミャコンがあるが、ジブチの夏との差は約 140 度。人間ってなぁ、丈夫に出来ているものですなぁ。


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