20220430 雲の上の一日

【パリ~アンタナナリボ@マダガスカル】

朝食は昨日と同じ。


チェックアウトの時「昨日、ルームクリーニングを頼んだら、フロントのお二人が分かりました!と言ったのに、夜中部屋に帰ったらされてませんでしたよ」と一応言った。

「一泊のご予定でしたから」

「たった今、二泊分払いました」

「Don't disturb の札を出していたのでは」

「いいえ。ちなみに掃除してください、の札は置いてありませんでした」

というと「OK」とのみお返事。まぁいいけど。


ヒルトンホテル・シャルルドゴール空港:★★☆☆☆(朝食がパッとしないとか、トイレが流れなかったとか、シャワーがめちゃくちゃ熱くなったり、冷たくなったりしたとかあるけど、ルームクリーニングの件が頂けない。世界的チェーンなのになぁ。次は Ibis かノボテルを検討予定)。


空港には二時間前に着いたのだけれど、PCR の結果を受け取るときや、セルフチェックインのあと荷物を預けるときなどに時間がかかり、ゲートにたどり着いたのは、離陸 30 分前だった。


機体は777-300。エコノミーは横 9 列。狭いけど、Wifi が使えるのでまぁいいや。一時間8ユーロ、全区間 browser のみで18ユーロ。全区間動画 30ユーロ。


離陸前、横の男性がイヤホンも付けずに、スマホで卓球の試合を見ている。うるせぇな、と思ったけれど、仕方ないので、一緒に観戦。


100 分ほど遅れで出発した。元々の到着予定が 22:25 だから、着くのは 24:00 過ぎか。明日も朝からいきなり国内線でマダガスカルの地方に移動だからなーー。ジブチと違って広いので(世界で4番目に広い島。日本の国土の 1.6 倍)、移動が大変。


二時間ほどして食事時間。


「パスタ要りますか?」

と聞かれたので「パスタ以外何があるんですか?」と聞いたら「チキンがありますが、今はありません」と言うので「じゃあパスタを」と答えたら、横の人が「チキンを」という。

そしたら、キャビンアテンダントは「少々お待ちください」と言うじゃないか。

あるんじゃん!しかもチキンの方が美味しそうだった。

まぁパスタ(クスクスとトマトソース)もそんなに悪くはなかったけど。

フライト中は映画でも見ようとしたのだけれど、気付いたら寝てしまった。起きてから仕事。


気づくと、横の男性が脚を広げて、すなわち僕の脚に触った状態で貧乏ゆすりをしている。うーん。

なるべく身を縮めて、振動を避ける。


そういや夕食来ないな、と思ってたら、着陸一時間前くらいに、小さな紙袋を渡された。これ、昨日も見た、朝食のやつじゃ……。

果たして中身は、チーズデニッシュ、甘いパン、マフィン、プチトマト、バナナペースト、飲むヨーグルト。多めの朝食という感じ。22:00 に。

ちゃんとしたものが食べたかった……。いや、むしろ夜中だから、軽めなのか?

定刻の一時間遅れ、23:20 頃に機体はアンタナナリボに着いた。思ったよりは早かった。


機体を降りて、空港ビルに入ると、めちゃくちゃ混んでいる。多分パスポートコントロールの列なのだと思うけれど、全く進まない。

見ると、係員が座っているのに、働いていないブースがある。あれは何なのだろう。


結局、パスポートコントロールを通って預け荷物を受け取るまでに一時間半、抗原検査で更に 30 分。


抗原検査は出口を出た後、防護服を着た人のたくさんいるデスクに行き、最終ワクチンの日付など答えた後、鼻に綿棒を突っ込まれたのち、両替などのあるカウンターの端で代金を払う。65000 アリアリ(マダガスカルの通貨)、20ドル、または 15ユーロ。ドルの方がユーロより割高だけど、ユーロの細かいのがなかったので、ドルで払った。そうそう、マダガスカルは、ドルよりもユーロ文化なんだよね~。

夜中なのに両替もやっている。両替は 1 ドル 3680 アリアリ、1 円 22 アリアリ。このレー
トだと、1 ドル 167 円にあたるので、円よりもドルをアリアリに交換した方がお得。ちょっと悩んで、交換するのは次回に持ち越すことにした。一応ね、相場感だけ見ておこうと思ったわけですよ。


空港出口には事務所が手配したレンタカーが待っていてくれた。


運転手が「遅かったね。何かあったのかい?」と聞くから、「飛行機の出発が一時間遅れて、パスポートコントロールに一時間半かかったんです。待たせてしまってすみません」と答えた。


「それは大丈夫。俺の仕事だから」


荷物を車に乗せた後、運転手が「駐車場代を払ってくるから、ちょっと待ってて」と離れていった。僕が車に乗って一息ついていると、誰かがドアを叩く。

空港係員のベストを着た男性が、ドアを開けて「駐車代を払え」という。

「今、運転手が払いに行ったよ」

「いや、お前も払わなければならない。アリアリとドルとどっちがいい?」

と、握ったアリアリとドルを見せる。


「運転手が払いに行っている。事務所が僕は払わなくていいと言っていた。そういう契約になっている。そのようなことはどこにも書いていない。払わなければいけないという正式な掲示はあるのか。そもそも僕は今、細かいお金を持っていない」早口で喧嘩腰に言ってみた。


「じゃあいい」

じゃあって何だよ、じゃあって。


走り出してから運転手にこんなことがあったよ、と言ったら「払わなくて良かったよ。マダガスカルはいつもそんな感じなんだ」と済まなそうな感じで言った。


「あなたの名前はなんていうの?」

「ファヌ」

「マダガスカルの挨拶を教えて」

「サラーマ」

「Ok、サラーマ、ファヌ」


空港から市内への道は、暗くてよく見えないが、農地のようだった。


ホテルは Ibis ホテル。Google マップの場所とは全然違うけど、まあ気にしない。正しくはマセイ湖の西側。

「ありがとう、は?」

「ミソーチャ」

「ミソーチャ、ファヌ。ボンニュイ!(おやすみ)」


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