20220429 シャルルドゴール空港で迷う(PCR など)

【パリ】

機内が明るくなり、目が覚めた。うとうとではあるが、それなりに眠れた。

昼寝をすると夜眠れなくなるので、日中は頑張って起きていよう。


エールフランスの朝食は小さな紙袋に入っていて、パン、チーズ、飲むヨーグルト、オレンジジュース、のみ!潔い。

さて、無事空港に着き、スムーズに入国。待ち時間はほぼなし。

前日に Air France から件名「Ready to Fly: Get your health formalities already validated for France」というメールが来たので、PCR テストの結果と、区で発行してもらった QR コード付きの英語のワクチン接種証明書を予め登録しておいたのだ(どちらか片方あればいいんだけど、一応両方登録した)。


Hilton ホテルを見つけるのは手間取った。


結論から言うと、ターミナル 3 まで CDGVAL (エアポートシャトル)で行き、地上階に出たら表示に従って右に進めばいい。一旦建物の外に出て見上げると、Hilton の文字の入ったビルがある。

駅と直結している ibis か novotel の方がいいかも(どちらもターミナル3)。

シェラトンはターミナル2でエアサイドに近いのだけど、値段が高いのでやめた。


ちなみに今回は乗り継ぎが 24 時間以上なので、入国 & 出国手続きをしないといけないが、24 時間以内なら入国せずにエアサイドにある Yotel ホテルに泊まることが出来る。


明日の出国のため、まずは PCR テストに向かった。


PCR テストは予約なくても大丈夫だけど、待ちたくなかったので Doctolib というサービスから予約しておいた。

Dépistage Covid-19 - Aéroport Charles de Gaulle, Centre de dépistage COVID-19 à Le Mesnil-Amelot (doctolib.fr)

予約はフランス語のみ(アプリだとドイツ語とイタリア語もあるが、英語はない)なことと、SMS が必要なことに注意。このユーザーアンチフレンドリーなところがフランスらしくて痺れる。

僕はジブチで予約しようとしたら SMS が使えなかったので、知人に頼んで彼女の SMS を使って予約してもらった。Doctolib を使うには、携帯の番号と紐づけたアカウントが必要なのだけれど、自分のアカウントでなくてもいいようだ。


5:50 パリ着のフライトだったので、8:00 に予約しておいたのに、フライトが遅れたり、迷ったり、迷ったり、迷ったりしたせいで、9:00 位になってしまった。


PCR 会場は分かりづらいが、とにかくSNCFとTGVの駅に向かうと、写真のような案内があるので、エレベーターを下る。

中二階に写真のような案内が出てくる。


立て看板のQR コードを読み込み、必要事項(* 印)を埋める。会場コードは、そばにいる係員が教えてくれるので、それを入力(コードが分からなくても、近い順に出てくるので、多分一番上にある)。

メールアドレスは必須ではないが、受付の証明になるので入れておいた方がいい。


で、会場の入り口をくぐると、紙を書かされる。①②のみ埋まればいい(英語は②参照)。

AX のところは先程入力したメールアドレスにすぐ送られてくるメールに書いてある。

会計で支払うとき、フライトはいつかと聞かれたので、正直に明日の朝だと答えると、FAST ではなくて、通常で金を取られた(50 ユーロ:カード払い可)。当日中のフライトでないと FAST は使えないようだ。

でも、通常だと 24-48 時間かかると書いてあったので、一応聞いてみた。


「あの、FAST がいいんですけど」

「明日の朝には出るわよ」

「いや、心配なんで……」

「大丈夫よ!メールが来たら、取りにきてね」


気が弱いので、それ以上押すことが出来ず、退散。

ちなみに僕は約 12 時間後に「Portail patient - nouveaux résultats」という件名の結果メールが届いた。現在は 24 時間開いているので、メールを受け取ったらいつでも取りに行ける。


メール真ん中くらいの「https://sidep.gouv.fr/cyberlab/」から始まるリンクから生年月日を送ると、パスワードが「Portail patient - Informations de connexion」という件名のメールで送られてくるので、そのパスワードを先ほどのウェブサイトに入力すると、結果が見られる。


あとは案内に従って検査を受けて帰るのみ。

僕は今回、次はマダガスカルに向かうので、そのまま結果を受け取るけれど、日本に帰国する方は日本のフォーマットに書いてもらうのを忘れないように(医師の署名などが必要なため、その場で言っても書いてくれないと思うので、数日前くらいに方法を聞いておいた方がいいと思う)。


ちなみに抗原テストは、ターミナル 2E の 薬局の近く にある 10 番出口を出たところのテントでやる。20 分程度で結果が出るので、薬局で結果を受け取る。

検査と結果の受け取りにはパスポートが必要。


ホテルに帰って、やっと朝食。温かいものは、ベーコン、ソーセージ、ベイクドビーンズ、スクランブルエッグのみ。オムレツは 9 ユーロで別料金。

あと、クロワッサンと、シナモンロールと、ヨーグルトを頂いたが、特別美味しいと言うことはなかったかなぁ。会場はリッチな雰囲気。

部屋に帰って、午前中は用事を済ませて、一旦ターミナル2へ。SIM を買おうと思ったら、ホテル最寄りのターミナル3では売っていなそうだったのだ。


で、ターミナル3の Relay で「1番安いのください」といって、14.99 ユーロで SFR 社の 15 GB の SIM を購入。正直、3 GB で十分すぎるほどだったんだけど、そういう商品は存在せず。30 日以内にアクチベートすると、5 ユーロ分サービスされるようだ。

市内の使用では電波のつながりが気になることはなかった。


昼はパリ市内で食おうと思って、高速鉄道(RER)に乗った。市内までのチケットは 10.30 ユーロ。往復でも買えるが、割引はない。パリ市内で地下鉄への接続も可能。

なお、現在も公共交通機関はマスクが義務。


今日は夕方と夜に知り合い二組に会う予定なのだけれど、夕方の待ち合わせは Laduree rue Bonaparte なので、サンジェルマン駅で地下鉄を降りる。

サンジェルマン教会の前にはマルシェが立っていた。

取り敢えず、Laduree の場所を確認してから、周囲をうろうろしてみて見つけたのが Le pre aux clercs。

鮭のグリル Pave de saumon 16.5 ユーロを頼んだのだけれど、極めて美味かった。皮はカリッと香ばしく、身はじゅわっとジューシー。魚の脂をオリーブオイルがまろやかにしつつ、引き立てる。

味が控えめなので、途中で塩を加えられるのもいい。

そうそう、焼き魚ってのはこうだよ。マクバザも悪くはないんだけど、やっぱり脂が乗ってないとねぇ。

Le pre aux clercs:★★★★☆(美味しかったけれど、この街には同じレベルの店がたくさんありそう)


店を出てセーヌ川の方を回ってから、知人の知り合いに会った。



日本語を勉強しているフランス人だというから日本語を話したいのかな、と思ったが、日本の各地を旅した話を語りたかったようだ。早口の英語に僕の意見は必要なさそうだったので「そうですか」「それは楽しかったですね」「また行きたいですよね」と、適当な相槌を打った。

彼女はひとしきり話して満足したのか「じゃ、私、日本語のレッスンがあるから」と去っていった。

世の中には色々な人がいる。


その後ルーブル美術館から凱旋門のあたりをぶらぶら歩き、くつろいでいる人々を眺める。日向は少し暑いくらいだが風は涼しく、心地いい。


建物を見ながら、石の建造物は長く残っていいな、と思った。木と紙の建築は、痛みやすいからなぁ。

夕食は別の知り合い三人と会う。店は L'amazonial。牛の腰あたりの肉のステーキと、フレンチトーストを食べた。肉自体は柔らかく、噛み締めると味が染み出してきたけれど、筋が切れなかったので食べづらかった。

L'amazonial:★★★☆☆(悪くないと思うけど、パリへの期待値が高いので……)


三人のフランス人たちは、フランス語も話すけれど、誰かが気づいて「今、楽器の話をしてたんだ。サロメはクラリネットを習っていたんだって」などと説明をしてくれる。


「へえ、何でクラリネットを?」

「兄と姉がいて、ピアノとバイオリンを選んだから、私は別のものをって。下の子ってそんなものよ」

更にバーで話し込んだら、だいぶ遅くなってしまった。


電車で帰ろうとしたら、デモで走っていないという。

でたよ。フランスの国民的スポーツ、デモンストライキ。

フランスでは、医者だろうが、警察だろうがデモをするのだ。


「新聞でも見れば書いてあったのかなあ?」

「車内のどこかに小さく書いてあったかもしれないわね。でも、フランス語だけだと思うわ」


結局、地下鉄とバスを乗り継いで帰った。

本来なら、僕の持っている RER のチケットはバスには使えないが、友人が交渉してくれたので、乗って大丈夫だと言われた。そういうものなのか。

バスはオペラ座のところから乗ったのだけれど、オペラ座の前で、普通の人々がアルゼンチンタンゴを踊っていた。思いがけない寄り道になったけれど、得をした気分だ。


明日は一日移動である。


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